やっといきました!朝比奈切通し。
(小切通しの直前です。)
はまぎんこども宇宙科学館のイベント、「朝比奈切通しを歩こう」が当たり、
1番難関だった朝比奈切通しに行くことができました。
他の場所はサクッといけそうだったので、娘2人で行きましたが、
ここは、ちょうっと怖くない!?と思い、なんか方法はないかと探していました。
そこにはまぎんのイベントでした。館内から飛び出すアウトドア企画で、
横浜市金沢八景から登り、鎌倉市十二所に降りてくるコースです。
。。。だけではない素晴らしい企画もあってとても楽しかったのですが、
まずは切通しの方から。
金沢八景駅からバスで大道中学校前で集合となり、なぜ?でしたが、
見せたいものがあったようです。
中学校内に200万年前ほどの貝の化石が見られるところがあり、連れて行ってくれました。
地層の中に見える白いもの、それが貝の化石だそうで、近くの鼻欠け地蔵の
ところでもよく見ることができます。言われないとわからないものでした。
ここは天然記念物になっており、それに指定されると草を刈ったり手入れができないそう。
草むらになってしまっていました。
そこから切通しに向かい、横浜市5大木のトチノキの脇を通り、六浦側入り口へ。
かつては海と鎌倉を繋ぐ道、塩の道でもあるそうで、
六浦あたりから千葉に行くのが最短ルートであり、様々な物資が通る重要な道だそう。
そこからの道は険しい山道で、前日に降った雨の影響でちょっと滑りやすくなっていました。
小切通し、茶屋跡、大切通しを通り石切場あとの壁に掘られた磨崖仏、
鎌倉側入り口三郎の滝まで続いていきます。
鎌倉時代の人たちが掘って削った後が随所に見られて、
長年かけてだんだん深い通り道になってきているそうです。
なぜ高い位置にお地蔵様があるのかを解説していただきました。
まだ、それほど深くない時に地蔵が作られて、
その後2m近くも掘り下げられていることがわかります。
そしてその間は、地質学に興味のある方にとってはたまらない場所でもあるようで、
くっきりとした「断層」などを教えていただきました。
棒を刺しているあたりが、スコンと下に落ちているのがわかります。
そして、鎌倉側の入り口。
この切通しを一晩で作ったという朝比奈三郎に因んで三郎滝というそうです。
道も、かつてはここまで道が高いところではなく、後世に土盛されたり広げたりしているのではないかと。
そこから下流のところに、「太刀洗水」という上総介広常を討った梶原景時が
ここで太刀を洗ったという場所があるのですが、現代のような高さでは、
川縁から洗えないとのこと。
最後光触寺に寄って、運慶作の阿弥陀如来像の頬に
烙印がある言い伝えの仏像のはなしや、
塩なめ地蔵を紹介してくれました。
とっても!
歴史に詳しい方、地層に詳しい方、など様々なボランテイアの方がいて、
次は私がお話を。という感じで濃密な時間でした。😆
聞くところによると、山形大学の名誉教授、元高校の先生、元ANAのパイロットなどなど、
スペシャルゲストとして、ブラタモリの解説で出てくる高橋先生や地質学会の会長?
と、多彩なメンバーでした。
夏の暑さだけでなく、おじさまたちの圧倒的な熱に圧倒されぱなしな半日でした 笑
充実した、朝比奈切通しでございました。